この作品は、2003年10月04日から毎週土曜日にNHKの衛星アニメ劇場にて放送されたもので、2075年という近
未来の宇宙(といっても殆ど衛星軌道上)を舞台にした物語です。
あと70年程で、本当に一般の人々が宇宙に出て行けるのか多少疑問な所もありますが、その際に問題になるであろう宇宙ゴミ(デブリ)の回収を担当するデ
ブリ課で働く、ハチマキこと星野八郎太 がこの物語の主人公である。
そして、彼の下に新人のタナベ(田名部愛)が配属された所からこの物語は始まる。
物語の詳しい内容はオフィシャルサイトの業務日誌を御覧頂くとして、この作品の魅力について書いてみたいと思う。
まず、初めに思ったのが、とてもリアルだという事。もちろん、私も含めて多くの人は宇宙に出た経験は有りませんので、本当の所はリアルかどうかは判らな
い筈です。にも関わらず、リアルに感じてしまう。それは、演出が上手いからこそリアルに感じるのだと思います。アニメーションというのは、ある部分空想の
世界であり何でも出来ます。しかし、なんでもやってしまうと全然リアルじゃない。現実感を感じないのです。あるところは、現実の法則にのっとって描き、あ
る部分は空想で膨らませるという事を行なってこそ現実感のあるSFの世界が描ききれるものだと思います。
そして、この作品はそれがきちんと出来ているという事だと思います。
魅力の2つ目はCVがとても合っているって事。主人公のハチマキやタナベもそうですが、TOYBOX操縦士のフィー
[CV:折笠愛]は姉御肌が良く出ていて最高です。
魅力の3つ目は、作品が破綻する事なく、安心して見ていられるという事ですね。現在のアニメ番組の本数は尋常では無く、
中には時間や人材の確保が出来ず、酷い状態のまま放送される作品もあります。しかし、さすが、NHKですね。とてもしっかり作っています。NHKのプロ
デューサが良く出来ているのか、それとも民放がいい加減なのかを考えると、民放がいい加減な方に一票を投じる人が多いと思いますが、とにかくNHKで放映
されているアニメーションはとてもしっかり作られています。そして、この作品も例外ではありませんでした。最後まで安心して作品に没頭して見る事が出来た
と思います。
ただ、個人的には後半の木星往還船フォン・ブラウン号の話が出てから非常に多くの事を詰め込み過ぎている様な感じを受け
ました。もう少し、じっくりとそしてもう少し先までのストーリーとして4クール構成で放送してくれても良かったのでは?と思ってしまったのですが、それは
原作を読んでいないからなのでしょうか?
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