壁一面にスピーカユニットが張り付いており、そのコーン紙がボンボンと揺れる展示があったのが、リニアパワー方式のユニットを採用したスピーカでした。

非常に暗かったので画質が悪くなってしまい申し訳ありませんが、これがそのユニットを採用したスピーカーです。
コーン紙の振幅が40mm(!!)もあるので、小口径(15cm)にも関わらず体の芯に響く強力な低音を発生していました。

従来のスピーカーは必ずエッジというコーン紙を支える耳みたいのが付いていた為、あまり大きな振幅ができませんでした。構造上振幅を大きくすると歪が大きくなってしまうのです。そのため、小口径で十分な低音を出すことは非常に困難でした。
私も昔エッジを無くせば大振幅が可能になり、小口径でも十分な低音が出るのになぁ...と考えたことがありましたが、これが実現されたわけですね。

構造はこのようになっています。問題のエッジを無くす代わりに摺動部による気密確保によって大振幅を可能にしている様です。
部屋が狭い為に大きなスピーカーを置くことが出来ないマニアにとってとっても魅力ある商品だと思いますので、早く市場に出てきて欲しいと思いました。

【補足】
小口径大振幅のメリット、その1
スピーカシステムを小さくすることが出来る。
小口径大振幅のメリット、その2
コーン紙のマス(重さ)が軽く出来るのでスピードのある低音を出す事が出来る。
太鼓やドラムなどの低音は非常に立ち上がりの速いので軽いコーン紙はそのような低音再生に有利。

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