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Debian on IBM ThinkPad365X 第4版 1998.02.22 |
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実は、2章の終わりまで行なっただけでは、本当の基本部分しかインストールされていません。gccすらインストールされておらず、日本語やX-Windowも当然入っていないのです。ではどうするかというと、Debianではdselectというツールを用いてパッケージのインストールを行う必要があるのです。それでは、まず dselect によるインストールを行なってみましょう。
dselectの起動
まず、rootでログインしてからdselectを起動しますが、cd-romからパッケージをインストールするにはインストール元としてcdromとmountdの2種類の選択枝があります。今回はcdromを選択する事にしました。cdromを選択した場合は内部でcdromをマウントするため、それまでにcdromをマウントしていた場合は一旦マウントを外す必要があります。CD-ROMをマウントしたままインストールする場合は hardsisk を選んだ方が良いでしょう。
[A]ccess -- インストール元の指定
[A]でcdromを指定すると、画面が一旦消え、Insert the CD-ROM and enter the block device name []:と聞いてくるので、/dev/scd0と入力します。すると、次に Distributin top level ? [/debian]と聞いてくるのでそのままEnterを入力します。次に、_non-free_binary dir. [] と聞いてくるが今回はnon-freeは必要ないので、これはそのままEnterを入力しました。すると、
/usr/lib/dpkg/methods/disk/setup:line 8: 163 Broken pipe find "$mountpoint$2" -follow -name '*.deb' -print 2> /dev/null
というメッセージが出てRETURNを要求してきた。良く分からなかったがとにかくRETURNを入力してみた。すると、dselectのメニューに戻りカーソルが次の行である[U]pdateに進んでいたのでよしとしようか...(^^;
[U]pdate -- パッケージ情報の更新
Aで選択したインストール元のパッケージディレクトリからパッケージ情報を読み取る様です。
[S]elect -- パッケージの選択
まず、操作の説明が表示されるので一通り目を通した後スペースキーを押して進みます。さて、これからが大変。Debianでは数百というパッケージが有りそれらを必要に応じて選択していく必要があるのです。画面は上下に2分割され、上側がパッケージリスト、そして下側がそのパッケージの説明になるわけですが、そのパッケージリストがあまりにも多い為、一体どれを選んで良いのかよく判りませんでした。
ちなみに、パッケージリストの一番左側の4キャラクタは次のような意味を示しています。
場所
表示
説明
E
(エラーフラグ)空白 エラーなし
R 致命的なエラーが発生した場合
I
(インストール状態)空白 インストールされていない
* インストール済み
- インストールされていないが設定ファイルは残っている
U パッケージ展開は終わっているがまだ設定が終わっていない
C 設定途中(エラー発生)
I インストール途中(エラー発生)
O
(前回のマーク)及び
M
(今回のマーク)* インストールまたはアップデート
- パッケージ削除(設定ファイルは残される)
= ホールド(何も処理しない)
_ 設定ファイルも含めて削除
n 新しいパッケージ
とにかくdebianでは、全てパッケージ管理されたくさんあるが、私は基本的にデフォルトで使い物にならないものはあまり好きではないので、極力追加しないでやってみる事にした。とは言っても、debian君も外国生まれなので日本語関係はデフォルトでは入っていないので、とにかく日本語関係だけを入れてみる事にした。
なお、TP365のキーボードは106キーなのだが、現在の設定ではインストールの際に選択したようにusキーボードの設定になっているので、"+"はキートップ上の"+"キー[Shift+';']ではなく[Shift+'^']キーです。ちなみに、"="は[^]キーで、"_"は[Shift+'-']キーです。
今回は次のパッケージだけ追加/削除することにした。これらを追加/削除するときは、カーソル移動キーでカーソルを移動しても良いですが、今回の様にパッケージ名があらかじめ判っている場合は、'/'キーを押してパッケージ名を入力するとより簡単にジャンプすることが出来ます。
追加選択したパッケージ
追加/削除
説明
man-db-ja
追加
日本語版manパッケージ
gpm
削除
マウスインターフェース
keytables-ja
追加
106キーボード対応
doc-debian-ja
追加
debianドキュメント
doc-linux-ja
追加
linuxドキュメント
kon2
追加
漢字コンソール
grep-ja
追加
多言語対応grep
sed-ja
追加
多言語対応sed
gawk-ja
追加
多言語対応gawk
nkf
追加
漢字コード変換ツール
apmd
追加
AdvancedPowerManagement関連
kernel-source-2.0.30-7
追加
カーネルソース
pcmcia-source
追加
pcmciaソース
以上を変更して(実際には、dselectが自動的に追加/削除を行ったパッケージもあるが)最後にEnterを押すと、dselectのメニュー画面に戻り次のInstallの行にカーソルが移っていた。
本来ならこのSelectでX関係のパッケージもインストールすべきなのだが、今回使用しているDebianのパッケージに入っているXがTP365Xで使用しているディスプレーコントローラーをうまく制御出来ないのか、Xのセットアップでどうもうまく行かなかったので、今回はX関係は後でインストールすることにした。なぜ、そんな事を知っているのか?といえば、何度もこのインストールを行ってはXのセットアップで画面ぐちゃぐちゃな目に遭ったからです。(^.^ゞ
[I]nstall -- パッケージのインストール
とりあえず、カーソルが[I]に移っていたので、すぐに各パッケージのアップデート・インストール作業が開始されます。しばらくメッセージがだらだらと流れていたのだが、そのうちCDのアクセスランプがつかなくなったので、あれ?と思い画面を見てみると sysklogdのセットアップでsyslog.confを変更するか?と聞いていた。が、デフォルトでは[N]になっていたので、そのままEnterを押すことにした。
しばらくすると今度はsmailの設定になったが、今回はスタンドアロンで使用するため、(4)のLocal delivery onlyを選択することにした。次のユーザー名の問いには標準で使用するユーザー名(hidaka)を入力した。そして、....as defaults.(y/n)の問いには'y'を答え Send a test message now? (y/n)に'y'を答え、smailの設定を終える。
次にinewsのセットアップを行うか聞いてくるがこれもややこしいので後回しにするため、nを答える。しかし、なんでデフォルトでinewsinnが入ってるんだろうか?
で、暫くすると今度はweenglishの辞書に関して聞いてくるがこれもデフォルト(N)のまま'Enter'を入力する。
次に、ibritishの設定に移り、dictionary を聞いてきたがこれもデフォルト[1](american)のままEnterを押した。
すると、今度はKeyboardの設定で止まった。だが、106関係でja-106-clSc-k2esc.map/ja-106-clSc.map/ja-106-k2esc.map/ja-106.mapの4つもあり、どれを使って良いのかよく解らなかったので、とりあえず無難そうなja-106.mapを選択した。その後、いくつかのメッセージが出たあとInstallation OK. と出てInstallが終わった。
[C]onfigure -- 環境の再設定
Linux Japan #4の記事によると未設定パッケージの設定が行われる様です。とにかく、これを一度実行(Enter)するとすぐに下の[R]emoveの部分にカーソルが移動します。
[R]emove -- パッケージの削除
削除マークを付けたパッケージを実際に削除されるそうです。とにかく、これもEnterで実行させます。
[Q]uit -- dselectの終了
これでdselectが終了します。しかし、このdselectというのはDebianの特徴であるパッケージ毎のアップデートには必要なのだろうけど、はっきり言って非常に使い難い。確かに、依存関係を自動的にチェックして必要なら自動追加してくれるという機能は便利かも知れない。しかし、それはある程度動いてからの場合は全く問題ないと思うが、一番最初のインストールではもう少し簡単にパッケージをグループ化し、例えばサーバーにするならこれとこれ、クライアントならこれ、とかいう感じでなんらかのデフォルトセットが設定されていたら有り難かったような気がするのは私だけだろうか?
とにかく、dselectが終了したので、まずは再起動を行いキートップ等が正しく設定されているか確認してみることにした。再起動はもちろん、"reboot"と叩けば良いです。
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