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Debian on IBM ThinkPad365X 第3版 1998.02.11 更新 |
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普通だと、再起動すると自動的に dselect が走る筈なのだが、何故か Loading linux.... のところでハングアップしてしまった。インターネット上のいろいろなドキュメントやメーリングリストなどを調べてみたところ、これはどうもThinkPadに良くある現象の様で、これ以外の機種でも発生する場合がありその場合は「tecra下のresc1440.binとdev1440.binを使うと良い」という回答が得られた。
tecra用のresc/devを使って再インストール
tecra用のresc/devは同じCDのresc1440.binと同じディレクトリにtecraというディレクトリがあり、この中に入っているのでこのtecra下のresc1440.binとdrv1440.binをC:のdebianディレクトリにコピーして再度インストールを試みる。↓
無事起動が出来る様になった。
スーパーユーザーのパスワード設定
最初に起動したときにはrootのパスワードを要求してきます。そこで、5文字から8文字までの大文字小文字混在の英数文字でパスワードを入力します。
今回は'gts-t4'と入力しました。この様に英字+数字+記号の組み合わせだと辞書によるクラックや関連ワードなどからのヒットから免れやすいです。ちなみに、このパスワードの根拠は、'gts-t'は私が乗っている車のグレードで、'4'は読みの'よん'から全体でよむと'じーてぃーえす・てぃーよん'となるわけです。(但し、これはあくまで例ね。(^.^;;)
新規ユーザーの定義
一般的にUNIX上での作業の殆どは一般ユーザーで行う事が勧められています。これは、Debianでも同じで、スーパーユーザーとは別にもう一人は必ず登録する必要があるわけです。そこで、Enter a username for your account: というプロンプトで、新規ユーザーの登録を促しているわけです。まず、アカウント名の入力があり、次にパスワードの入力が行われます。その後はFull NameやRoom Numer/Work Phone/Home Phone/Otherの入力に入りますが、Full Name以外は特に入力する必要は無いでしょう。今回は、ユーザー名'hidaka'でパスワードはスーパーユーザーと同じにしました。
シャドウパスワードのインストール
一般ユーザーの入力が終わるとshadow passwordsをインストールするか聞いてくるので、"y"を入力します。
シャドウパスワードの入力が終わるとdselectというパッケージのインストールに入るのですが、このTP365XのシステムはまだCDを認識していません。それどころかpcカードすら認識していないのです。
pcmciaパッケージのインストール
そこで、一旦マシンを再起動させてWindows95上からCD-ROM内を調べたところ、debian¥bo¥binary-i¥admin¥の中にpcmcia-c.deb,pcmcia-m.000,pcmcia-m.debというファイルが入っていた。多分、これをdpkgコマンドでインストールすれば使えるのではないか?と思い、これらのファイルをC:ドライブにコピーしてから再度Debianを起動した後、rootでログインを行いhda1をマウントする事にした。debian# mount -t msdos /dev/hda1 /mnt
debian# cd /mnt/debianそして、dpkg -A オプションでパッケージの内容を確認してみたところ、
pcmcia-c.deb
pcmcia-cs
pcmcia-m.000
pcmcia-modules-2.0.29
pcmcia-m.deb
pcmcia-modules-2.0.30
となっており、pcmcia-c.debとpcmcia-m.000を用いれば良いと思われた。
そこで、
debian# dpkg -i pcmcia-c.debとしたところ、
Unpacking pcmcia-cs (from pcmcia-c.deb) ...
dpkg: dependency problems prevent configuration of pcmcia-cs:
pcmcia-cs depends on libc5 (>= 5.4.0-0); however:
Package libc5 is not installed.
dpkg: error provessing pcmcia-cs (--install):
dependency problems - leaving unconfigured
Erroors were endountered while processing:
pcmcia-cs
というエラーが出てインストール出来なかった。これは何を意味しているかというとlibc5がインストールされていないという意味だったので、再度 Windows95を起動させてからdebian¥bo¥binary-i¥base¥の中にあるlibc5_5_.debをdebianディレクトリにコピーした後debianを再起動させてインストールすることにした。
この CD に格納されているlibcは5.4.33-3というバージョンの様だった。
libc5_5_.debのインストールが終わったら、再度pmccia-c.debをインストールし、その後pcmcia-m.000をインストールすることにした。ところが、このpcmcia-m.000はpcmcia-csの2.9.5-2を要求しており、このpcmcia-c.debは2.9.5-3なので正しくインストール出来なかった。では、pcmcia-m.debはどうか?というと2.9.5-3を要求している様なので、こちらを採用することにした。
pcmciaモジュールの不具合
せっかく、インストールを行ったのに、再起動でStarting PCMCIA services: modules/lib/modules/2.0.29/pcmcia/pcmcia_core.o: /lib/modules/2.0.29/pcmcia/pcmcia_core.o: No such file or directoryといういうメッセージが出てきてcardmgrも正しく起動しなかった。
どうもこのCDに入っているpcmcia-csとpcmcia-modulesとカーネルバージョンは上手く合わない様だ。
仕方がないので、2.0.30内の*.oを2.0.29にシンボリックリンクを張ってみたが、再起動では今度はカーネルバージョンが合っていないというメッセージが出て正しく起動しなかった。
で、またインターネット上の情報をいろいろ調べてみたところ、pcmcia-cs(2.9.6-2)とpcmcia-modules-biblonc1.0(2.9.6-2)の組み合わせだと上手くいくという情報が有ったので、これをインストールしてみる。
まず、pcm-cb.deb(pcmcia-cs)を"dpkg -i pcm-cb.deb"でインストールすると、/etc/pcmcia/network.optsを修正するか?という問いが出てくるので、[default=N] ? に対しそのままデフォルトを採用する。次にpcm-mb.deb(pcmcia-modules-biblonc1.0)をインストールしてから"reboot"を入力して一度再起動を行う。
すると再起動時にメッセージが幾つか出てくる途中で何回かピッと音が出てカードが正しく認識されたことが判る。ちなみに認識に失敗すると"ブー"と鳴る。
早速、pcmciaから繋がっているCDをマウントしてみよう。
debian# mount /cdromこれで、/cdromにcd-romがマウントされたので、後はcdコマンドでディレクトリを移ったりファイルを見たりできる筈だ。
まとめてみると
標準とは違う操作として、下記の内容を余計に行う必要があった。
- 起動フロッピー作成後の再起動時にハングアップする
- 標準のresc1440.binとdrv1440.binでは起動時にハングアップする場合があるので、tecra下にあるresc1440.binとdrv1440.binを使用する。
- pcmciaが使用出来ない
- CDに入っているpcmcia-cs/pcmcia-modulesはバージョンがカーネルとは合っていないので、こちらのpcmcia-csとpcmcia-modulesを使用する。その際、libc5_5_.debを事前にインストールする必要がある。
と言うことでまとめてみると、
- レスキューディスク (resc1440.bin) は標準のものではなく、tecra版を採用
- libc5($CD/debian¥bo¥binary-i¥base¥libc5_5_.deb)をインストール
- pcmcia-csはこのパッケージを使用する。
- pcmcia-modulesもこのパッケージを使用する。
の細工が必要でした。
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第3版 1998.02.11 更新(dpkg
-iのコマンドラインを追加) |