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ニッサン・エルグランド 試乗レポート
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- 試乗車
- ホーミーエルグランド
- グレード:V
- エンジン:3200インタークーラーターボディーゼル(QD32ETi)
- 駆動方式:2WD
- 走行距離:773km
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- 試乗日
- 1997.06.14
- 天候:晴れ
- 試乗距離:約15km
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レポート
- ディーラーでキーを受取り、ディーラーの駐車場で軽くバックするが後方の視界はこの手の車としてはごく普通って感じ。ただ、リアアンダーミラーのアングルがいまいちなのか右サイド側が良く見えない。
- 営業の方を助手席に乗せてメイン道路に出るが、まずすかさずフルスロットルしてみる。大きな騒音と共にスピードが増すが体に感じる加速感は皆無だった。良く言えばスムーズな加速なのだが...2500回転あたりまではトルクを感じるのだが、3000回転を超えるともう力尽きた感じ。やっぱり、ディーゼルだからなぁ....
- 直線を走りながら左ミラーを見ながら左側の車両感覚をフィードバックするが、車幅が1770ある割には掴みやすい気がする。ただ、ぎりぎりのところを通った訳ではないので、その辺のシビアなところになるとどうなるかは分からない。がミラーの下部が別曲面になっている広角ミラーになっているので、暫く乗って自分の感覚にフィードバックを掛ければたぶん問題ないだろう。
- 車を急な上り(約10%)に持って行き上りの加速感をチェックするが、はっきり行って望むべくもなかった。アクセルべた踏みでなんとか速度を維持する程度だった。また、その時の騒音はかなりのもので、しかも音量もあるが、音質がディーゼル独特の音ではっきりいって300万もする車としては幻滅だった。ただ、ミラーで確認する分には黒煙等は出ていなかったので、そういった意味ではディーゼルも進歩したと言えるかも知れない。(しかし、ディーゼルの黒煙のほとんどはエンジンの調子が完璧では無い為に出ているという記事をどこかで読んだ覚えがあるので、はたしてどこまで維持出来る事やら...)
- 上りがあれば必ず下りがある。という事で、下りに入ってコーナーを駆け抜けて見たが、上りの時にも感じたハンドリングの手応えの無さがフロントタイヤに加重の掛かる下りでも感じられた。つまり、今フロントタイヤがどの程度耐えているのかが分かりにくいのだ。ステアリング形式はラック&ピニオン式なので結構ダイレクト感が伝わる筈なのだが、パワーアシストがかなり効いているせいかキックバック等もほとんど返って来ないのが非常に残念だった。ただ、ステアリングギア比はこの手の車にしてはクイックで普通の乗用車から乗り換えても殆ど違和感はなかった。ただ、全体的にアンダーが強い感じがした。というのも若干切り足す必要があったからだ。
- ワインディングロードでのコーナーリングに関しては上記アンダーが若干強めなのとステアリングの手応えを除いてロール等に関しては十分満足いく出来だと思う。ハンドルを切った直後のロール感もあまり感じられないしその後のロール感も感じられない。全体にサスペンションは固めでふわふわ感は殆ど感じられない。若干ゴツゴツ感が気になるところだがこれは走行1000km未満の新車であることを考えると多分そのうち消えるだろうと思われる。またシート高がかなり高い割には強い横Gを受けながらコーナリングしてもあまり恐怖感は感じられなかったがこれが、5リンクの威力なのかも知れない。
- また、ブレーキに関しては今回は渋滞に捕まった為にフェード等のチェックは出来なかったが、タッチはそこそこではないだろうか?少なくとも低速から中速までは同じフィーリングで止まる事が出来た。ただ、コーナーリング中にブレーキングを掛けるとリアが若干スライドアウトしたのが少し気になった。そうは言ってもカウンターを当てる程ではなく若干ステアリングを戻す程度で収まってはいたがこれは2名乗車だったからかも知れない。つまり、2名乗車だった為に後輪への加重が軽く下りコーナーだったこともありリアのグリップが足らなかったかも知れないからだ。
- 平地に戻り、市街地走行をチェックするが、そこでは電子制御E-ATの悪い癖が出てきた。30km/h〜40km/h程度でゆっくり加減速した時にシフトが思った様に動いてくれないのだ。ドライバー本人はシフトアップして静かに走りたいのにシフトアップせずに高い回転のままになってみたり、シフトアップした後ちょっと加速しようとするとまたシフトダウンしたり...別にシフトダウンしなくて十分要求は果たせると思うのに...
- そう言えば私が現在乗っている7年前のスカイラインも同様の癖があったけど、それって私の乗り方が悪いの?しかし、ホンダのステップワゴンに乗った時は全然違和感なかったんだけどなぁ...
- さて、そろそろまとめると今回の試乗でわかった事はこの車は確かにこの手の車にしては足回りは良くできていると思う。また、室内のデザイン的な出来や質感もそこそこ良い線だしシートポジションも特に問題ない。そういう意味ではとても魅力的だと思う。しかし、何といってもディーゼルの騒音だけはどうにも納得がいかない。この高級感にしてこの騒音ってのがどうにもアンバランスなのだ。
たぶんディーゼルがその原因だと思われるが、そもそも私はガソリン車の試乗を希望していたのだが、日産としてはメインをディーゼルと考えているようで試乗車には殆どガソリン車は下りていないそうだ。まぁ、担当営業の方が今探して頂いている様なのでガソリン車に試乗する機会があれば改めてレポートしたいと思う。(→ガソリン車試乗レポート)
Last Update : 1997.07.13
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