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ホンダ クロスロード 20X(DBR-RT3) 試乗レポート
- 試乗車
- ◆ホンダ クロスロード(DBR-RT3)
- ◆グレード:20X
- ◆エンジン:R20A 2.0 i-VTEC SOHC
- ◆駆動方式:2WD(FF) 5AT
◆走行距離:518km〜524km
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- 試乗日
- ◆2007.04.08
- ◆天候:曇り
- ◆試乗距離:約6km
- 参考URL
メーカーURL(プレスリリース)
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- はじめに
- ホンダは今までもシティー派クロスオーバータイプの車として、HR-VやCR-Vといった車をリリースして来まし
た。残念ながらHR-Vは現行ラインナップからは消えてしまい、CR-Vはより大きく高級なモデルに進化しました。多分、ホンダとしては、もう一度小型の
クロスオーバータイプを作りたかったのでしょう。そんな思いを込めて作られたのが、このクロスロードだと思います。この車はHR-Vを7人乗りにした物だ
と思います。
- シートポジション
- ドアを開け、大きなシートに腰を乗せた時に感じた印象は、非常に微妙な感じを受けました。視線の位置は高く見晴ら
しは良いのかな?と思ったのですが、思いのほか閉塞感が有るのです。
また、シートをペダルに合わせて、前後させた後ステアリングに合わせてシートバックを調整すると、頭の後ろがヘッドレストに当たるんです。
運転している間、ずっと頭に触れてしまうというのはどうかと思いますね。
で、それを回避しようとすると、シートバックを1ノッチ倒さなければならないんです。
そうすると、ステアリングが若干遠くなってしまいます。
但し、この車はテレスコピック&チルトステアリングが装備されているので、これも調節すれば問題ないのかも知れませんね。(私が乗った時はチルトしか無
いと思っていたのでテレスコピックの調整はしなかったので…)
もう一つ、2.0は大型アームレストがシートの横に装備されているのですが、その恩恵があまり得られないのです。というのも正しいシートポジションを取
ると、アームレストに全く腕を置く事が出来ないのです。まぁ、運転する時はあまりアームレストを使うべきでは無いとは思いますが、肘を乗せようとすると体
が歪んでしまうのもどうかと思いますね。(まぁ、そういう車が多いせいも有って、運転姿勢の悪いドライバーが多いのかも知れませんけどね)
- ミッション
- ダッシュボードから生えた短いシフトをDに動かし、じわっとアクセルを踏むと、当たり前ですがとてもスムーズに車
が動き始めました。そのままアクセルを踏むと、スリップした感は無くしっかり駆動が掛かる感覚で加速していきました。最近のATは本当に良く出来てますよ
ね。しかも、アクセルをすっと抜くと、勝手にシフトアップする事なくきっちりエンブレが掛かるんですね。メカニズム的には新モデルが出る度、進化している
ところが本当に素晴らしいです。
- ステアリング
- 太めのグリップを持つこの車のステアリングですが、握った感じはとても良いのですが、ひとたび回すと「あれ?」っ
という違和感を感じたのです。それは何故か?というと、異様に軽いのです。
最近のホンダ車はステアリングは比較的重たく設計されてきたと思いますが、この車はその流れから外れているのです。クリープ状態の速度域では駐車などの
為にこの位軽くても良いのかも知れませんが、ある程度(20km/h以上)速度が出ている場合はもっと重たい方が良いと私は思いました。
しかも、このステアリング、結構クイックで、ステアリング上で一握り分だけクイッと動かすと、すっとノーズの向きを変え同時に横Gが感じる程だったので
す。
高速道路ではどんな感じなのか判りませんが、市街地程度の速度域でももっと重たい方が良いと思いましたね。
後で知った事なのですが、この車は通常の油圧パワーステアリングでは無く、EPS(電動パワーステアリング)との事。その辺が影響しているのかも知れま
せんね。
- エンジン
- クロスロードは1.8リッターと2.0リッターの2種類のエンジンが選べます。
試乗した車は2.0リッターでしたが、SOHCながら吸気2排気2の4バルブのおかげもあり、とてもパワフルで約
- 1.5トンという比較的重たいボディを軽々と必要な速度に引き上げてくれました。
しかも、遮音が良く出来ているのかとても静かなので、きつい山坂道でも普通に会話が出来そうです。
1.8と2.0のどちらのエンジンが良いか?という事ですが、この2種類の出力はスペック上は意外と差が有りません。それを考えると、殆ど1名〜2名で
乗る程度だったら、きっと1.8リッターで十分でしょうし、逆に5名以上で常時利用するなら力に余裕ある2.0の方が良いでしょう。
ただ、1.8と2.0は排気量以外でも装備に違いがあり、オプションすら用意されていない装備もあるところが、非常に残念な点ですね。メーカーも、もう
少し装備と排気量を別に考えて欲しい所ですね。
この車のエキゾーストは左右出しというダイナミックな物なのですが、エンジン音は非常に静かなのが逆に物足らないと感じました。もう少し、低音の聞いた
迫力あるサウンドの方が良かったと思います。
あと、これも後で知ったのですが、このエンジンはDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)なんですが、全然違和感無かったです。しかも、DBWだと無駄なアク
セル操作をしないので燃費も良いと思います。この価格帯でDBWを採用してくるとなると、ホンダは今後全車にDBWを採用してくるのかも知れませんね。
- サスペンション
- この車は17インチホイールに215/60という大きなタイヤが装備されている為、路面の荒れた所を通っても非常
にマイルドな乗り上げ感を提供してくれます。しかし、かといって柔らかいという訳ではなく、コーナーでもフラフラする感覚は少ない為、同乗者もきっと不安
にはならないと思います。
また、ブレーキングやスロットルオンの時に発生するピッチングも少ない為とても安定した姿勢で走る事が出来ます。
- ブレーキ
- ブレーキペダルは軽いけど、ストロークは比較的短く、結構カチッとした感じを受けました。ABSのコントロールは
非常に細かく制御されており、コーナーで意図的にブレーキを強めに踏んだ時でもトレースラインがずれる事もなく、殆どステアリングによる調節をする事も無
くしっかり速度を落とす事が出来ました。
- その他(視界)
- この車のアウトラインは直線を多用した硬質なデザインになっていますが、インテリアもそれに合わせた直線を多用し
たデザインとなっています。特にダッシュボードのあたりはそれが如実に表れていますね。ただ、その直線の中にメーター部のみ円でまとめたスポーティーなデ
ザインになっています。
しかし、フロントガラスの高さが最近の車としては低めの為か、上方向の圧迫を少し感じました。
もしかしたらフロントウインドウが比較的立っている為、ルーフ前端がドライバーの頭の位置から結構前の方にある為かも知れませんね。ただ、その為か、太
いAピラーが意外と邪魔に感じず、水平方向の死角は思ったより少ないと感じました。
また、日本初のプリズムアンダーミラーはとても画期的だと思いました。左右が反転している為、慣れが必要とは思いますが、左フロントサイドをしっかり把
握する事が出来るのに、見た目には普通のミラーと同じというすぐれもの。これは本当に感心しました。
逆に残念なのは、最近のホンダ車の多くがそうなのですが、メーカー純正のDVDのパネルが結構寝ているんですね。その為、どうしても下から見上げている
様な印象を受けてしまいます。少なくとも使用時のみだけでもパネルを立てて、垂直方向だけでも正面になる様にしてもらいたいものです。
- 総合評価
- 総合評価は、ずばり90点!
減点項目として、-5点:5ナンバーで無い事。今や税制上は3ナンバーでも2リッター以下なら特にデメリットは無いのですが、点検費等は普通車と小型車
で差が有りますので、もう少しオーバーフェンダーを小さくして5ナンバー枠にすると良かったと思います。もう一つはナビのパネル角度が寝過ぎという事で、
-5点。
それ以外の目立った欠点ではステアリングの軽さが有るが、これは慣れれば問題無くなる可能性も高い為、特に減点には数えなかった。
そうなると、思いのほか欠点の無いとても良い車になっています。
エクステリアに関しては人それぞれだとは思いますが、私から見ると5年10年と乗っても飽きの来ないデザインなので、久々のヒット作になるのではない
か?と思われるのですが、現実にはまだあまり売れていないみたいですね。何故なんでしょ?
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Last Update : 2007.04.08
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