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DVD/LDコンパチブルプレーヤー 使用レポート その2
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2月4日に、「2〜3日中に回答を行なう」といいながら結局返ってきたのは2月に12日だった。そして、その回答にはという全く誠意の無い回答だったのです。
『正逆コマ送り』につきましてはご指摘の通りで、逆方向のコマ送りはIピクチャーのみ可能で、Bピクチャー、Pピクチャーでは出力しません。
誤解のないように、次回よりカタログ上の表記に『逆方向のコマ送りはIピクチャーのみ可能』の説明を加えるようにいたします。ちょっと待ちぃや!パイオニアのいう"コマ"ってIピクチャーの事なんかぁ?
Iピクチャーだけだと物凄く画像がとびとびになってしまうじゃないか!
という事で、再度E-Mailでクレームをつけた所、E-Mailでは受け付けていないので、お客様相談センター(TEL:03-3491-8181/FAX:03-3490-5718)に連絡して欲しいというつれない返事。おいおい、ここは大阪だぞ、それを東京まで電話せぇいうんか?こら!...とは思ったが、仕方が無いので今までの経過と要望(もちろん、バージョンアップ!)を書いたFAXを送りました。これが、2月の25日でした。そして、その回答が1週間以上経ったの3月2日に返ってきたのです。その文面がこれです。(パイオニアから文書の掲載の許諾を得られませんでしたが変に省略して過った伝達をしてしまってはかえってパイオニアの迷惑になるとの意図から無断で掲載させて戴いております。)
Iピクチャー:DVDはMPEG2という圧縮フォーマットを使用していますが、このMPEG2では全ての画面情報を持っているIピクチャーと、前の画面との差分情報だけを持っているPピクチャーとP/Iピクチャーから補完されて作られたBピクチャーがあります。そして、だいたいIピクチャーは15フレームに1つ、Pピクチャーは数個、そして残りがBピクチャーとなっており、この1ブロックがくり返されます。この1ブロックの事をGOP(Group Of Picture)と言います。
つまり、時間軸で見るとIBBPBBPBBPBBPBBと感じで並んでいます。これだけで15フレームなので、0.5秒なので1秒間だとこれが2回くり返される事になります。(もし、間違っていたら是非とも御指摘下さい) これを読んで私は非常に立腹しましたが、あなたはどう思われますか?
パイオニアからの回答
報道資料及びカタログによる製品の紹介につきましては紙面の関係より説明の限定は避けられません。『説明が不十分である』ために、お客様の誤解を招きご迷惑をおかけした点に関しましてはお詫び申し上げますが、表記上の限界につきましては御理解頂きたいと存じます。ご指摘の『DVD/LD映像のフルトリック・プレイ&ジョグ・シャトル付きGUIリモコン採用(909) 付属のジョグ・シャトルリモコンによる、優れた操作性を実現。正逆コマ送り、スロー、スチルなど自在にコントロール可能です』という表記につきましては、フルトリック・プレイは『フルフレームではないが逆方向のコマ送りに対応、逆方向のスローにも対応している』という事を意図しており、また「逆方向のコマ送り」につきましては、すべてという表現は避けており過剰表現とは考えておりませんが、ご指摘に従い『Iピクチャーのみ可能』という但し書きを増刷カタログに追加表記いたしたいと思います。『バージョンアップを行い改良品を製造して交換を』という御意見につきましては、本件が表記の解釈の問題であり、品質・性能の問題ではないこと、また技術的に対応出来ませんのでお断り申し上げます。
では、DVDの場合は前記の様に差分圧縮方式を取っている事から逆コマ送りは不可能なのか?いいえ、そんなことは無いのです。確かにリアルタイムによる逆再生は実現が難しいかも知れませんがコマ送りなら比較的簡単に出来ます。その方法は、1ブロック分をメモリに取り込み、それを逆順でゆっくり再生すれば良いのです。もし、メモリに余裕が無い場合は毎回ブロックを読み込み、該当フレームが出来た時点で表示してやればできるのです。これだと1/2秒に1コマ程度のタイミングでコマ単位による逆スロー再生も可能です。要は技術で十分カバー出来る内容なのです。それを冒頭の様に『コマ送りは出来ません』で片付けてしまうというのは『私の所ではそんな技術を持ち合わせておりません』って言っている様なものである。
パイオニアでは技術的に出来ないとすると他社ではどうなのか?という事が気になるが、ここに非常に興味深いサンプルがある。それは2月に発売されたポータブルDVDプレーヤー/DVD-P10である。これは、160x160x36と数年前のポータブルCDプレーヤーと同じサイズのお手軽DVDプレーヤーなんですが、これがものの見事に逆コマ再生や正逆5段階スローをもこなしてくれるのです。画質的にDVL-909と比べてどうなのか買って見比べた訳ではないので、そこまでは言及出来ませんが、すくなくともトリックプレーに関してはDVL-909をはるかに凌いでいるのです。確かに、ジョグダイヤルは有りません。リモコンのボタンだけなのですが、押すごとに遅いスロー→早いスローに変わり思ったよりも操作性が良いのです。最近は大手の電気屋で結構デモ機を置いているので、もし見かけましたら一度操作してみることをお勧め致します。見た目よりも操作し易いと感じる筈です。
1.909の欠点としてもうひとつ挙げられるのがジョグダイヤル。そもそもコマ送りの際に人間の意識にそってぐりぐり回す角度や速さによって思いのままにフレーム間を移動させる為のジョグダイヤルなのだがこの909の場合、コマ送りが速すぎるのだ。ほんの10度程動かすともう次のコマへ飛んでしまう。せめて45度から60度で1コマ位になってほしいと思う。只でさえ逆コマ送りが出来ないのに、ちょっと動かしただけで2〜3コマ動いてしまう場合があるのだ。そうなると、戻そうと逆に回すと15コマ分程戻ってしまい、また慎重に一コマづつ進めていく作業が待っているのだ。これがどうにもやり難い!2.もうひとつの欠点が画面の情報表示。まず、ディスクの回転の際に左下に円盤が廻る絵が出てくるのだが、これがどうにも消せない。テープに落して見たい場合などにどうにもうっとうしいんだな、これが。特に、LDの場合A→BやB→Aにターンする時にもこれが出るのでちょっとしらけてしまう。また、メニュー設定で『表示を消す』にすると、プレイやストップといった動作状態表示が出なくはなるが、逆に時間表示や転送レート表示を出そうとしても出ないのはどうにももどかしい。普段は出したく無い。しかし、出てほしい時にはしっかりと出てほしいものである。
3.DVDにはDVDメニューと呼ばれる機能が付いており、ソフトによってさまざまな使われ方がされています。例えばエヴァンゲリオンだと各話の解説やキャスト、シナリオなどまで多岐にわたって収録されています。それらを呼び出す時にMENUキーを押す訳ですが、本機の場合は同じキーを用いて停止状態では各種セットアップ画面の呼び出しにも使われているのです。ですから、例えば表示をONにしたいと思ってメニューを押してもソフトのDVDメニューが出たり、逆にDVDメニューを出そうと思ってもセットアップメニューが出たりするのです。どうも、その感覚が体に染み付かない様で、未だにおろおろしてしまいます。
さて、909を1ヶ月あまり使ってきていろいろ欠点も目立ち始めたところで、再度この909は買いか考えてみよう。いくつかのパターンがあるのでそのパターン毎に考えてみよう。ってところでしょうか?結局LDも持っている。しかも、これからはDVDで揃えていきたいという方でほとんど流してみられる方なら十分お勧め出来ますが、LDの方が多くトリックプレーもやりたい方には、CLD-R7GとP10という組み合わせも十分考慮した上で検討して戴きたいと思います。ちなみに私は4に相当するので、結構ショックでした...(-.-)
No. 主なジャンル
所有LD/DVD比
お勧め度
1 映画や音楽物
LD <= DVD
●●●●●
殆ど流しで見る方はこちら2 SF物やアニメ
LD <= DVD
●●●○○
気になるシーンをコマ送りで見たい方はこちら3 映画や音楽物
LD > DVD
●●○○○
LDを多く持っていて、殆ど流しで見る方はこちら4 SF物やアニメ
LD > DVD
●○○○○
LDを多く持っていて、気になるシーンをコマ送りで見たい方はこちら
最後に、パイオニアへのお願いを書かせて頂きます。お願いというのは上で述べた欠点を改善したタイプにアップグレードして欲しい、ただ一つです。これらは考えてみればほとんどファームウェアの書き換えだけで解消されるものばかりです。つまり、ハードの変更なしにソフトウェアの変更のみで解決出来る内容なので、是非ともサービスステーションでのアップグレードサービス等を行なって欲しいと切に願います。もし、これを読んで共感を受けたかたがおられましたら是非ともパイオニアに抗議するとともに私にも連絡して戴きたいと思います。一緒に考えなんとかする方向に進んでいきましょう。